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PEGレシオ

 PEGレシオとは「Price Earnings Growth Ratio」の略称で企業の中期的な利益成長率を加味して株価の水準を測る指標です。

PEGレシオの求め方

 計算式は「PER÷予想利益成長率」で求められます。例えばPER30倍で予想利益成長率が20%であるなら「30÷20=1.5」となります。 この数値が高いほど企業価値に比べ株価が高くなっていると言われ、2倍以上で割高と判断されるようです。逆に1倍以下であれば、割安だと判断されます。

このPEGレシオの利用方法は、例えばPER50の企業があるとして、PERだけ見れば割高ですが利益成長率が50%あるとします。 するとPER50÷利益成長率50でPEGレシオは1となり、実はまだ評価が低い可能性があるということがわかります。

注意すべき点は「1株あたりの利益成長率」がどういう設定で算出されているかです。 今後何年の予測の平均的な利益成長率なのか、どこまで信頼性のある成長率予測なのかといった点を注意しないといけません。

会社が定めた中期経営計画を参考にする

 成長率の予測のためには、会社が策定する中期経営計画を参考にすると良いでしょう。 中期経営計画は会社自身が定めた会社の業績目標です。大体3~5年程度の目標を設定しているので、成長性を測るには十分な材料です。 会社自身が算出しているため外部の成長予想よりも分析材料が多いことから信頼性は高くなると思います。

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