初心者の株式投資基礎講座

逆イールドとは

株式市場が上昇相場から反転する際のサインの一つとして言われているのが「逆イールド」という現象です。今回は逆イールドについて解説します。

イールドとは

逆イールドを解説する前にイールドとは何かを説明します。イールドとは英語で「yield」で収益や利回りを意味する単語です。

では逆イールドという言葉があるわけですから、逆ではないイールドもあるということは想像できます。

つまり「逆ではない=順」イールドということになりますが、この順イールドや逆イールドはグラフで表されたイールドカーブというものを指しているということもポイントです。

イールドカーブとは

イールドカーブつまり利回りの曲がり方とは、債券の利回り(金利)と償還期間との相関性を示したグラフのことを指します。

イールドカーブ

一般的に残存期間が長くなるほど投資資金を固定化するリスクが大きいために、平常時や金融緩和時では償還期間が長いほど利回りは大きくなります。つまり順イールドです。

逆に急激な政策の変化や金融引き締め時には長期的なリスクよりも短期的なリスクの方が大きくなるとされるために償還期間が長いほど利回りが小さくなります。つまり逆イールドです。

逆イールドは株価下落のサイン?

日本では、1989年から1991年にかけてのバブル崩壊後に逆イールドが観測されました。この時期は将来的な景気の悪化による政策金利や長期金利の将来的低下が予測されたためです。

また、アメリカでも2006年ごろ政策金利(短期金利・FFレート)よりも、米国10年債の金利の方が低い逆イールドになっていました。その後リーマンショックによる世界的な株価の低迷がスタートしたのは言うまでもありません。

このように逆イールドが観測されるということは、債券市場では普通ではない状態になっているということを意味し、ひいては政策や経済にも何か異常事態が起こりつつある可能性を示唆しています。

必ず株価下落のサインかといえば、そうではありませんが過度な金融引き締め等の影響が出てくるという恐れが逆イールドとして現れるという事です。

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