株式分割
株式分割とは、発行されている株式を分割して株式数を増加させることをいいます。 元々は1株だったものを2株に分割したり、100株に分割したり、分割の割合は企業によって様々ですが、分割の際には「1(元々の1株):○○(1株の分割後の株数)」と表されます。
株式分割をすると、発行済み株式数は増加しますが、その分価格は下がりますので時価総額自体は変化ありません。 ではなぜ株式を分割するのでしょうか?
株式分割のメリット
株式分割をする企業の狙いは、株の流動性の確保です。 1株の値段を下げる事でより購入しやすくすることで、株主を増やす機会になります。
例えば、1株100万円の株では、買いたくても高すぎて買えない人がたくさんいます。 しかしこの銘柄を1:10の分割をすれば、1株は10万円になり、より多くの人が買うチャンスを得ます。

株式分割発表後の株価への影響
株式分割を発表した企業の株価はその後上昇する傾向があります。 理由は先に上げた流動性の向上と、発表によって知名度の上昇を見込めるからでしょう。
ただ、2011年現在は違いますが以前は、株式分割の施行後にしばらくの期間、株式総数が希薄化するといったシステムがあったために 今よりも大きく上昇していましたが、その名残もあるのかもしれません。