ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドはテクニカル指標のひとつでジョン・ボリンジャー氏によって考案されました。 簡単に説明すると株価チャートの上下にボリンジャーバンドと呼ばれるラインがあり、株価は○○%の確率でその範囲内収まっているといったような指標です。
まだ、この指標が出来て30年程度ですが、RSIに並び投資家に広く利用されていて、トレンドの転換点を見るのに効果的です。
ボリンジャー・バンドの算出方法
ボリンジャーバンドの計算式は次のように表されます。

数式で表すとわかりにくいですね。 簡単に言うと、ボリンジャーバンドは株価チャートと標準偏差との乖離を表した指標です。 チャートで表すと次のようになります。

図のボリンジャーバンドは±2σの標準偏差(任意の定数が2)で、株価チャートの94.45%がこのボリンジャーバンド内に収まっています。
つまり、ボリンジャーバンドを使えば、株価がどの範囲ないでどれだけの確率で動くかがわかります。
ちなみに標準偏差はそれぞれ次のようになります。
- ■平均値から±1σ(標準偏差)間に、全データの68.27%が収まる。
- ■平均値から±2σ(標準偏差)間に、全データの94.45%が収まる。
- ■平均値から±3σ(標準偏差)間に、全データの99.73%が収まる。
このことから、±2σの外に出た株価は、近いうちにそのボリンジャーバンド内に収まるように動くことがわかります。 ただし、ボリンジャーバンドは株価の値動きが激しいほど広がる特性があるため、それを考慮してバンド内に収まるような動きを想定して判断してください。