業績予想の修正
ここでは投資家にとって、良い意味でも悪い意味でもサプライズになる、投資先企業の業績予想の修正について解説します。
通常企業は、前期の決算発表の際に、当期の業績予想と中間決算時の業績予想を一緒に発表します。 3月決算(3月31日)の企業だと大体5月から6月の間に開示されます。
そして会社はその業績予想を目標に、事業を展開していきますが、期の途中で何らかの理由で開示した業績予想から大きく業績が乖離する場合は 業績予想の修正を開示しなければなりません。
その基準は上場する証券取引所によっても変わりますが、概ね次のようになっています。
- 売上高
- 前回予想値と今回予想値の変動率が10%以上。
- 経常利益
- 前回予想値と今回予想値の変動率が30%以上。
- 純利益
- 前回予想値と今回予想値の変動率が30%以上。
発表する期間等に取決めはありませんが、わかり次第発表という形になっていますので、いつ開示されるかはわかりません。