格付け会社とは
経済ニュース等で、「○○の国債の格付けが1段階下がった」といったようなフレーズを聞いたことがないでしょうか。 2012年はアメリカの国債の格下げのニュースが世界を駆け巡り、世界の株式市場の下落を招きました。 ではこの格下げ、格上げはどこが決めているのでしょうか。
このように国債や企業などのグレードを決める企業を格付け会社(機関)と言います。 彼らは、国債や企業の発行する債券の格付けを行い、投資家に投資リスクを判断するための情報を提供することを目的とした企業です。
これらで有名なのは、「ムーディーズ」や「スタンダード アンド プアーズ」「フィッチ」で三大格付け会社と呼ばれています。
これら三大格付け会社の国債への格付けの影響力は、とても強く欧州危機では各国の国債への格下げによって、株価は大きく下落しました。 しかし、この欧州危機の場合は格付け会社が格付けを変更する以前から、国債の金利は上昇し、株価は下落していたことから格付け自体は後からついてきたような印象もあります。
株式投資を行う上で、この格付け機関の働きはそれほど有益になることは少なく、より相場を混乱させている気もしますが、投資をしている以上無視できない存在です。