初心者の株式投資基礎講座

委託保証金と委託保証金代用証券

 信用取引は、証券会社が投資家に株の購入代金や空売りの株券を貸し出します。 その変わり、投資家は資金や株券を借りるために、担保を証券会社に預けなければいけません。 この担保のことを委託保証金といいます。

 また、保証金には現物で購入した株券も充てることが出来ます。 この株券のことを委託保証金代用証券と言います。

委託保証金率

 信用取引で購入できる資金に対しての保証金の割合を委託保証金率と言います。 例えばSBI証券の場合、委託保証金率は33%となっていますので、保証金の約3倍の信用取引が可能になります。 100万円の保証金を預ければ300万円の取引が出来ます。

 また保有している現物株を担保にする委託保証金代用証券の場合では、評価額の80%程度が委託保証金として扱われます。 例えば、100万分の現物株式を保有していれば80万円が保証金として換算され、委託保証金率33%だと約240万円の信用取引が可能になります。

 ただし、この委託保証金代用証券では、株価の変動によって借りられる金額が変わってくるので、注意が必要です。

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