株式投資を始めてわかった入門書を何冊も読む無意味さ

 株式投資を始めるからには損をしたくない。だから何冊もの入門書や初心者向けの本を読んで勉強する。そしてこう自惚れる、『これだけ勉強して知識を詰め込んだ自分は、他の人とは違う。すぐに大きな利益を手に入れる』と。

 でも、大抵の人は少なからずそう考えています。だから本当に気づかなければいけないのは、自分は特別なんかじゃないってことなんです。自転車に乗った事のない人が本を読もうが、自転車に乗れるわけがない、それと同じこと。

 そういう私も何冊もの本を読んで自分は特別だと思っていた”クチ”でした。そして初めて株式投資をして気づきました。事前に本で得た知識なんて何も役に立たないということに。

 日々複雑に情勢を変える株式市場や個別銘柄の動きを理解するには、ペラッペラの入門書や基礎の本は何十冊読もうと無意味なものでしかありません。本に書いてあることは、ただ基本的な常識程度のことだけ。『PER(株価収益率)が10倍を切っていれば割安、PBR(純資産倍率)が1倍を割れて入ればその企業の資産は株価以上の価値がある』など実際は役に立たない知識です。

 では、入門書や基礎の本を読む意味はどこにあるのか?それはただ、株式投資で使われる用語を覚えるだけの価値しかないと私は思います。だから、同じような事を少し違う言葉で書いてあるような複数の本を読む必要はありません。一冊だけ読めば十分です。というかむしろインターネットで株式投資の基礎をまとめたようなサイトでも良いでしょう。あとは実際に投資をしながら足りない知識をその都度身に着けていけばいいのです。