『株式投資>株式投機』という風潮に一言
厳密には、長期間株式を保有して配当などのインカムゲインを主とする取引を「株式投資」、短期間で株価の変動によって生じる売買益を主とする取引を「株式投機」と呼びます。 ただ、一般的には投資と投機は同じような位置づけで呼ばれることが多いので、株式トレードをする人をまとめて株式投資家として呼称されています。
投資と投機の位置づけ
しかし企業の株を長期で保有してその企業の株式の一部を保有する投資家に対し、株の値動きでお金儲けのためだけに株を売買するというイメージの投機家と投機は下に位置づけられる風潮がありました。
ただ、現在の迅速化、多様化した投資環境においては、投資であると投機であろと大差のない事だと思います。
むしろ、ITの進化によって色々な情報が早く広く広まる現在においては、機関投資家であれ個人投資家であれ主流となっているのではないかと思います。
そういう意味で、「投資家>投機家」という考え方は間違っていて、常にリスクと向き合う株式トレーダーにとっては、投機を主体にしたトレードを行いつつ、魅力ある企業を見つけたら投資をすれば良いんだ・・・と私は考えます。
ちなみに、記事内では投資家も投機家もひっくるめて”投資家”として記述しています。