投資で利益が出始めて気づいた発想の転換

 私が株式投資で始めて年間損益がプラスになったのは2006年でした。投資を始めて3年目の事です。そして、その2006年から2011年まで(おそらく2012年も)年間損益は常にプラスで終えることが出来ました。

 2006年以降に利益が出始めたのは、もちろん投資技術が向上したこともありますが、ある考え方を身に着けたことも大きく影響します。そして、それは今も常に私の中でトレードをする時に頭の片隅に腰を掛けています。

 利益が出始めてから気が付いたその考え方とは「勝つ投資をするのではなく負けない投資をする」というものです。「同じ意味じゃないの?」と思われそうですが、どういう意味なのか説明しますね。

 「勝つ投資」とは言わば利益を出すことを中心に考える投資です。下落した時の損失幅よりも株価の上昇余地を中心に考える投資ですから、失敗した時の損失は時には大きなものになります。

 数年の投資経験があるとはいえ、まだまだ未熟な知識ではそういった積極的な投資をしていると、何回かプラスの利益を出したとしても、たった一回の損失で得た利益を全て吐き出してしまう可能性が高いんですね。

 「負けない投資」は逆に、最悪なリスクを常に想定しながら売買し、気になる銘柄でも大きな損失を出す可能性がわずかでもあるのなら買わない投資です。

 一見同じように見えますが、この意識の違いで損失の額は大きく変わります。「負けない投資」は「勝つ投資」に比べ利益額は減りますが、それでも損失さえ最小限に抑えれば、長いスパンで見れば着実に利益を積み重ねることが出来ます

 「勝ちたい」「大きな利益を出したい」という積極性ももちろん大切だとは思いますが、まずは着実に力をつけていく事の方が先決だと思います。