株式投資の本音と建前
株式投資の建前は「企業の株式を購入することで、企業には資金をもたらし成長性を高め、株主はその成長によって企業から利益を還元される相互利益の仕組み」とかそんなものかなと思います。
上場していない企業や経営権を持つほどの株主にとったらその通りだと思います。 しかし、その何百、何千倍もいる少数の株しか持っていない個人株主にとってそれはどうなんでしょうか。
はっきり言って完全にお門違いですね。実にくだらない思想です。 企業の内情を知る由もない個人投資家が、相互利益を考える必要はないと思います。
個人投資家として持つべき思想は「いかに効率よく利益を上げられるか」だと思います。 デイトレードにしろ長期投資にしろ、リスクを最小限に抑え、最大限の利益を得ること・・・それこそが個人投資家に求められるものでしょう。
「この企業は素晴らしい企業だから」「世界で勝負している企業だから」とかそんな理由で投資をするのは、道楽だと思います。 テクニカル分析、ファンダメンタル分析、その他多くの情報から、ベストの売買を繰り返すことを個人投資家としての考えれば良いと思います。
・・・と多くの企業が粉飾決算や虚偽の発言等で株主を裏切るのを目の当たりにした8年目の個人投資家の意見でした。
株式投資の本音と建前(2018年追記)
この記事を書いてから5年ほど経過していますが、読み直してみると、余程嫌な事があったのかなと我ながら思います。 思い返してみれば、粉飾決算やらインサイダーやらが世間を賑わしていた時期だった影響もあると思います。
書き方は、かなり極端な感じではありますが、2018年になっても基本的にはこの考え方の核は変わらないので、少しだけ修正していますが、そのままにしています。
株式投資を個人投資家レベルでするのに、大切なことは「特定の会社にこだわり過ぎないこと」です。 経営者が有能であっても、人格者であっても組織の中には目先の利益のために違法行為を犯すような人もいます。 この会社は信用できるとか出来ないとか判断するには、一般的に知る事のできる情報では少なすぎます。
ですから、やはり株式投資においては、投資した会社を応援する気持ちを持つことは素晴らしいと思いますが、やはり個人としてのメリットを優先するべきだと思います。