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年末は保有株を売るべきか

 一年で最も長い株式市場のお休みである年末年始。その年末年始に備えて、保有株をどうするべきかというのを考えてみました。

絶対に年末に保有株を売った方が良い場合

 さて、年末というのは一年の終わりです。ということはその年の所得の区切りでもあります。 つまりは、支払うべき税金の額が決定する時期でもあるんですね。 株式の売買譲渡益・・・つまり株で得た所得に応じて一定の所得税が発生します。株式譲渡益の約20%を納めなければなりません。

 でも、本音を言えば少しでも支払う税金は抑えたいですよね。 もし、あなたが年内の取引で利益を出している状態で、保有株において”含み損”を抱えている場合には、一度保有株を決済した方が節税になるんです。

 どういう事かと言えば、”本年度の利益150万円、保有株の含み損50万円”という場合を考えて見ましょう。 この時点では支払うべき所得税は20%の30万円です。 しかし翌年に持ち越す予定の含み損の50万円を決済すれば、その損失が計上され、支払う所得税は30万円-10万円=20万円になります。

 かなりの節税ですね。 もちろん、決済せずに持ち越しても翌年に損失を計上することは出来ますが、他の取引で利益を出せなければ意味のないものになってしまいます。 確実に翌年も50万円以上の利益を出せないのであれば、一度売ってすぐに買い戻して損失分を本年度に計上する方が賢いでしょう。

個人的には年末はなるべく持ち越さない方が良い

 税金の有無に関わらず、長期間取引が出来ない年末は、一度保有株を処分した方が良いのではないかと思います。

 理由としては、”株式市場にとって良いニュースよりも悪いニュースが起こる可能性の方が高いから”です。 まず、金融市場がストップしている状態ですから、金融市場の大きなニュースというのは無いでしょう。 その上で起こりうる重大な問題としては、地震などの災害による悪いニュースです。

 4日以上も休場が続くわけですから何が起こるかはわかりません。 どちらにしても良いニュースが期待出来ないのであれば、大量に保有株を持ち越すよりも、一度処分してスッキリした方が精神的にも良いと考えています。

年末の売買は受渡日に注意

 年末の売買で注意するべき点が一つだけあります。 それは受渡日です。税金対策で年末に処分といっても、大納会(一年で最後の市場が開いている日)に売却したとしても、受渡日ベースでは翌年になります。 受渡日は約定日の3営業日前になるので、それを考慮して3営業日余裕をもって取引をしましょう。

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